
タブレット端末をこれから購入するのであれば、やはり世界的に圧倒的な人気を誇るAppleのiPadがおすすめ。AppleのiPadは世界のタブレット市場でトップシェアを維持しており、日本国内でもおよそ半数近いシェアを占めています。そのため、タブレットをもつならまず検討したい定番ブランドと言えるでしょう。
しかし、iPadには複数のシリーズが存在し、それぞれ性能や特徴が大きく異なります。自分に合ったモデルを選ぶことが、快適に使いこなすための重要なポイントとなるでしょう。この記事では、iPadの種類やそれぞれの特徴、そしておすすめの最新モデルについて詳しく解説していきます。
iPadのシリーズは大きく分けて4種類
現在のiPadには大きく分けて4種類のシリーズが存在します。「iPad(無印)」「iPad Pro」「iPad Air」「iPad mini」の4つです。それぞれの特徴を順に見ていきましょう。
iPad
いわゆる「無印iPad」と呼ばれるシリーズは、もっともスタンダードなエントリーモデルです。第10世代にはA14 Bionicチップが搭載されており、これはiPhone12シリーズと同じチップで、普段使いにはじゅうぶんな性能と言えるでしょう。
シルバーやブルー、ピンク、イエローといったカラーバリエーションが豊富で、好みに合わせて選べるのも魅力です。また、価格が他モデルに比べて抑えられているため、はじめてiPadを購入する人やコストを重視する人にピッタリでしょう。
なお、第11世代にあたる次世代モデルも2025年3月に発売されています。こちらは新しい命名方式が採用され、「iPad A16」という搭載プロセッサ名を冠するかたちとなりました。第10世代iPadが2022年10月に発売されてから、およそ2年半ぶりのアップデートとなっています。
iPad Pro
iPadシリーズの中で、最上位に位置するのが「iPad Pro」です。ProにはM4チップが搭載されており、10コアCPUとGPUによって圧倒的な処理能力を誇ります。イラスト制作や漫画制作、動画編集といったクリエイティブ用途に最適で、多くのプロフェッショナルにとっては欠かせない道具と言えるでしょう。
サイズは11インチと13インチがあり、作業環境や持ち運びやすさに応じて選択できます。高い性能と大画面を兼ね備えた、まさにハイエンドタブレットと言えるでしょう。
iPad Air
「iPad Air」は、iPad Proほど高価ではないものの、性能は無印iPad以上というバランスのいいモデルです。最新の第6世代にはM2チップを搭載しており、CPUは8コア、GPUは9コアで駆動するため、ゲームやクリエイティブな作業も快適にこなせるでしょう。
13インチの大画面モデルもラインナップされており、映像の迫力や作業効率を重視する方に人気があります。性能と価格のバランスが取れているため、幅広い層に支持されているモデルです。
iPad mini
「iPad mini」は、コンパクトさを重視したシリーズです。最新モデルにはA17 Proチップを搭載しており、処理性能は無印iPadを上回ります。ディスプレイは8.3インチで、重量は約300gと非常に軽量。片手で扱いやすく、持ち運びに最適です。
小さいながらも性能が高いため、外出先でゲームをしたり、電子書籍を読んだり、動画を快適に楽しんだりと、多彩な用途に対応できるでしょう。「スマホより大きく、iPadより小さい」という絶妙なサイズ感が人気の理由です。
自分に合ったiPadを選ぶためのチェックポイント
iPadを選ぶときには、性能やサイズだけでなく、用途や使う環境も考慮することが大切です。ここでは5つのチェックポイントをご紹介します。
①性能
搭載されるチップによって処理速度や快適さは大きく異なります。プロ仕様のM4チップを搭載したiPad Proは圧倒的な性能を誇り、M2チップのiPad Airも高い水準を保っています。Aシリーズのチップを搭載したiPad(A14)やiPad mini(A17 Pro)も十分高性能ですが、動画編集や3Dデザインといった重い作業にはMシリーズが有利です。
②画面サイズ
作業効率に直結するのが画面サイズです。13インチのiPad ProやAirはノートパソコン並みの大きさで、マルチタスクやイラスト制作に最適です。一方、8.3インチのiPad miniは持ち運びや片手操作に便利で、外出先での利用に向いています。
③ストレージ容量
64GBでは足りない場合も多く、できれば128GB以上を選んでおくと安心です。写真や動画を大量に保存するなら256GB以上がおすすめです。iPadは後からストレージを拡張できないため、購入時に余裕を持った容量を選びましょう。
④通信方式
Wi-FiモデルかWi-Fi + Cellularモデルかも重要な選択です。Wi-Fiモデルはコストを抑えられる一方、外出先では使いにくい場面もあります。つねに持ち歩いて使いたいなら、Cellularモデルを検討するといいでしょう。
⑤機能性
生体認証やコネクタの種類、対応アクセサリもチェックしておきましょう。Face IDに対応しているのはiPad Proのみで、他のモデルはTouch IDです。また、最新モデルはすべてUSB-Cコネクタに統一されました。Apple PencilやMagic Keyboardといったアクセサリの対応状況も確認しておくと安心です。
2025年おすすめiPadモデル
ここからは、実際に購入できるおすすめモデルをいくつか紹介します。
おすすめモデル | おすすめの理由 |
---|---|
iPad mini(A17 Pro) | 軽量でパワフル。携帯性と性能を両立。 |
iPad(第10世代) | コストパフォーマンス重視ならこれ。日常使いに最適。 |
iPad(第9世代) | 価格が下がっており、はじめてのiPadにもおすすめ。 |
iPad Pro(第7世代) | M4チップ搭載、最高峰の性能。クリエイター向け。 |
iPad Pro(第6世代) | 最新よりも手頃な価格でハイエンド性能を体感可能。 |
iPad Air(第6世代) | M2チップ搭載でバランスがいい。幅広い用途に対応。 |
iPad mini(第6世代) | コンパクトかつ高性能。電子書籍や動画視聴に最適。 |
まとめ
iPadには複数のシリーズがあり、それぞれの特徴や価格帯が異なります。無印iPadは初心者や普段使いに適しており、iPad Airは性能とコストのバランスがいい万能モデルです。iPad miniは携帯性を重視する方に向いており、iPad Proはクリエイターやプロフェッショナルな用途に最適な一台と言えるでしょう。
利用するシーンや予算に応じて、自分にぴったりのモデルを選ぶことで、iPadの魅力を最大限に活用できます。2025年最新のラインナップから、自分らしい1台を見つけてみてください。